みなさんこんばんは〜〜
しゃっちょです。
最近よくブログ書いてます。
この頃週2回くらい、F80 M3と、F82 M4などでダウンサスに交換したいが、実際どうなのか?という質問をいただきます。
他の所では、ダウンサスでも十分と言われたり、乗り心地が悪いですと言われるだけだったりと、様々なようです。
そして、TECH-M的にしっかりお答えすると、皆様感動していただけますので、この度ブログにしようと思い至りました。
まぁダウンサスだけに言えたことではないのですが、ちらっと僕の考えを書きますね〜〜
ちなみに、TECH-Mは
F82 M4にダウンサスは、10台以上実績ございます☆
まず、セオリーとしては、純正ショックからのローダウンにおいて、H&R ロアバージョンでしたら約5センチは車高がダウンします。
そうなると元々のショックのストロークが伸び縮みで約10センチありますので、スイートポイント真ん中の5センチのところから5センチダウンですので、
縮み側におきまして、バンプラバーに常時タッチ、底付き状態が続き、かなり乗り心地の悪い脚になります。
乗り心地が悪いというのは正解です。
逆に
伸び側のおはなしになると、今までの伸び側のストローク5センチにローダウンした分の5センチが追加されますから、伸び側ストロークが10センチもある、ビヨンビヨン伸びる脚になってしまいます。
となると、高速走行等では、段差を踏んだ瞬間は「ガタン!!」 と強い衝撃。その後に「びよーん」と背伸びをするような足になります。タイヤの接地感はほぼない 飛んでる状態 を想像してください。
下から叩かれて、空に飛び跳ねる状態。
これがもし200キロくらいでコーナリングしてる最中になったとしたら••••
危険ですよね。
だから、正解の回答は、
見せる重視の方ならダウンサスでOK!
走る重視の方ならダウンサスは 危険!
というのが正解です。いいとか、悪いとか答えにはならないと思います。
ここまでがノーマルサスペンションの場合のセオリーです。
さて、最近ののM4には、アダプティブサスペンションが付いています。
このショックの良さは、手元で減衰調整が3段階で出来る事だけではなく、ストロークセンサーが装着されており、ショックの大きな動きを感知した場合は減衰を自動的に硬くする。
という機能が付いています。
では、通常のセオリーにアダプティブサスペンションの効果を当てはめてみますと・・・
縮み側はそもそもストロークがないので変わりません。ガタンと硬いままですね。
伸び側はたくさんストロークがあって大きく動くので、アダプティブサスペンションが自動的に硬くなり、ストロークを抑えてくれます。これはイイです。
しかしながら、減衰が硬くなるだけで、根本的にはあまり変わりません。ロール時の姿勢が少し安定するレベルです。
だから、イメージ的に、びよーんが、ピョーンに変わるくらいかな??
1.6トンもある車が速度を出して走ってるわけですから、その運動エネルギーは減衰硬くしたぐらいじゃ止め切れません。動きをゆっくりにしようと努力する、といったレベルです。
では、さらに良くしようとすればどうすればいいか、
そこで、TECH-Mストレッチが登場します。
サスペンション以外の部分、アームやブッシュを伸び側のストロークを抑える方向で組みます。
これで、伸び側のストロークをさらに少し抑制してやることが可能です。
TECH-Mストレッチをセオリーに当てはめますと、
伸び側から
伸び側に戻ろうとするいろんな部分をストレッチで抑制するわけですから、伸び側の減衰を少し固めるような印象です。
でも、物理的限界はあります。
でも、ストレッチをやるのとやらないのでは全然違います。
それにプラスしてアダプティブサスペンションがあれば、伸び側にはかなりの効果を発揮します。
そして、その次の段階で、ロール量を抑える効果のあるスタビライザーを、強化する。
これで完璧!
かとおもいますが、縮みのストロークはないままなので、結局、ロアバージョンじゃ無理ですよねぇ_| ̄|○
こういったことを考えると、ダウンサスも、ロアバージョンではなく、通常バージョンの方がまだストロークも取れておススメです☆
当社でもこういったお話しをしっかりした上で組ませていただいていまして、やはり乗り心地が悪いという事でダウンサスから車高調に換えられる方もいらっしゃいます。
うちはキャンセラーなしでコーディングで消せちゃいますから、お安く出来ますしそちらも並行してお考えいただければなと思っております。
元がとてもいいよく出来た車ですので、TECH-Mとして、性能を落とさず、しっかり最後までサポートさせていただきたいと思っております。
興味のあられる方は、是非、お問い合わせ、ご来店いただけたらと思います(*^^*)
長々となりましたが、極力わかりやすく書いたつもり。
ストローク量もわかりやすくアバウトですが、測った時はまぁこんなもんでした✨
よかったら参考にしてください✨