みなさんこんばんは(^^)
しゃっちょです(^^)
今日の大阪堺市は、なんか異常な気候で、もうとにかく風が強いのと、雨。
豪雨。
そして、ありえないほどの湿気で、工場内が一瞬にして水滴でベトベトになってしまいました(+o+)
いったいどうなってるのか・・・
ほんと困っちゃう。
さて、今日はTECH-M オリジナルマフラー製作のお話しです☆
うちのマフラー製作は、とにかく匠の手による素晴らしい性能と、サウンド、そして見た目と価格が両立しておりますのは皆さまご存知と思われます☆
今回のお車は 日本未発売車両 1M coupe に
M&M 流体力学クロスパイプ & ツインバルブ制御 フルストレートエキゾースト & チタンテール
至れり尽くせりのマフラーを製作させていただきました。
最近TECH-M は 1Mが多いです。
ご依頼いただきましたのは 新潟県からお越しの 1M オーナー様
今回は、プチ旅行がてら僕が取りに行ったんですが、とても楽しかったでしたよ♪
かなり距離ありますが(笑)
オーダーは、「任す」って言っていただいたので、
バルブ制御 で、サイレントと爆音の切り替えをさせていただくことにしました☆
元々の1Mのマフラーは、
こんな感じで
6-2-1-4
といったレイアウトがなされています。
この車のエンジンの場合、このレイアウトはトルク特性重視。
高回転ではサウンドが消えていくパターンですね。
ここで、最も理想とするレイアウトを考えます。
大切なのは良い排気効率と、左右対称に上手く流れるバランスの取れたレイアウト。
直列6気筒のツインターボエンジンの、1~3番シリンダーと、4~6番シリンダーで、排気のばらつきが出てはいけないという事です。
純正でシングルパイプ化されているのは、それをごまかせるからです。
ウチは、2直。つまりデュアルパイプでストレート構造を理想としてます。
しっかりバランスがとれていれば、このほうが排気効率が上がります。
そしれさらにスパイスを効かすのが、TECH-M M&M 流体力学クロスパイプ
このクロスパイプは、そんじょそこらのXパイプとは根本的に違います。
排気を加速させるものですが、その他にも、ベンチュリー効果を積極的に利用し、さらに排気速度を上げます。
この流体力学クロスパイプは、インストールする場所次第でエンジンの性格をまるっきり変えることが出来ます。
簡単に説明すると、エンジンに近い位置になれば高回転型。
エンジンから遠くなると、レゾネーター効果を持ちあわすので、トルク型
の特性を際立たせるように設計されています。
1MのN54エンジンは、かなりトルクに振ってる印象があって、上がイマイチ伸びないので、流体力学クロスパイプは極力エンジンに近いところにインストールします。
そこからは2直のままリアまで引っ張ていきます。
理想とする形は、F80,F82 のS55エンジンの排気レイアウトです。
6-2-クロスー2-4です。
アウターは完全なストレート。 ツインバルブで制御して、バルブクローズ時はセンターに設置したサイレンサーに排気が流れ、サイレントモードになります。
オープン時は外側が完全にストレートサウンドを奏でます。
が、基本ストレートはバリバリ音が出やすいので、ここは職人技が光ります。
バルブを閉じた時に消音してくれるサイレンサーを、ストレート時のバリバリ音を吸収するレゾネーターとなるようレイアウトしていただいております。
スペースがかなり狭いので、取回しが非常に難しくなります。
特にデフの横をシングルでなくツインで通すのが大変でした。
こんな感じのクリアランスで、伸びも計算してパイプを組んでいき逃がしました。
最後の出口は、チタンパイプを組み合わせて、袋状にして溶接し、磨きをかけてバーナーであぶり、色を付けています。
バルブの切り替えは走行中も触れるように、ステアリングコラムにスイッチを装着し、オンオフがキープできるようにしました。
完成したマフラーは、透き通った快音で、あいぽんでは音は撮りきれませんが、
ムービーでどうぞ(^◇^)
サウンド、パワー共に、心からオーナー様に喜んでいただけるものになりました(#^.^#)
TECH-Mでこのサウンドを聞かれたお客様は、全員口をそろえて、
「こんな音にしてくれ~」
と、おっしゃってましたね(笑)
いつでもお依頼お待ちしております(^_-)-☆
今は、F10 535iのマフラーを製作中です♪
ありがとうございました(^^)/