みなさんこんばんは(*^_^*)
しゃっちょです✨
今日も朝6時起きで、耐久レースドライバーさん達と練習会に行ってきました☆
走っては動画チェックして、僕の出来るだけをアドバイスしたり、
ドライバーさんお互いでコミュニケーション取ったり、一日でみなさんかなり上手くなられます(#^.^#)
このコースは、車の動きを掴む練習にはもってこいなコースで、ブレーキング、荷重移動やライン取り、アンダーステアやオーバーステアの特性を掴んだり、カウンターを覚えたり。。。
なかなか大きくてスピードが乗るサーキットではできない事が出来ます。
本番はセントラルサーキット、数段速度は上がりますが、ここで車をコントロールできてれば、大丈夫です。
みなさん頑張りましょう!!
さて、本日のブログは、岐阜県よりはるばるお越しいただいた、16万キロも走ってる
MINI R56 cooperS !!
最近エンジンオイルの減りがとんでもなく早く、ディーラーに点検に出すと、
バルブステムシールからオイル下がりが起こり、燃焼室内に流れ込んでしまったエンジンオイルが燃えて無くなってしまうといった症状です。
最近かなり増えてますね。前に長崎県からエンジン洗浄に来てくださったお客様も、相当オイル食ってましたし・・・
そしてこのバルブステムシールの交換には、相当な手間がかかります。
ディーラーではエンジンヘッドを下し、作業しないといけません。。。
エキマニも外して、冷却水も抜いて、とっても工賃がかかります。
そこで、TECH-Mに相談がありました。エンジン洗浄と同時にステムシールの交換を
安くで、やって欲しい!!!と。
まぁぶっちゃけ手間賃だけですから、手抜きをすれば安く出来ます。
手抜きといっても、理想的な手抜き。
エンジンヘッドを下さずバルブステムシールを交換して差し上げましょう!!(#^.^#)
って事で、ある裏技を披露します。
なぜエンジンヘッドを下すかというと、
バルブスプリングを外す際、バルブ自体はフリーなので、エンジンの中に落っこちてしまいます。。。
燃焼室内にバルブ落っことしたら、そりゃもう最悪です(笑)
だから、ヘッドを下して、バルブが落ちないように固定して、作業をするわけですね。
という事は、バルブが落っこちないようにしてやることが出来れば、外す必要ない!!ってことですよね。
そこで、プラグを外し、ポラグホールから高圧のエアを送り込んでやります!!
それができると、バルブはそのエア圧で押し上げられ、落ちない!!といった原理です。
真ん中に刺さっている黒いホースが高圧エアです。
するとどうでしょう!!
バルブがキープされたまま落ちずにバルブスプリングを押し下げることが出来、ステムシールを外すことに成功しました!!(#^.^#)
この裏技を使って一つずつコッターを落とさないように気を付けて、ステムシールを交換します。
こちらが、新品のステムシールです。
装着前にエンジンオイルで十分に潤滑させておきます。
この透明な筒は、バルブに被せてからステムシールを滑らすことで、シールの傷を予防するものです。
こうして一つづつコツコツと、ステムシールを交換していきます。
16コすべて交換できました!!
普段使わない筋肉使いましたが、ディーラーでやるよりも3分の1の工賃で安く済ませれます(#^.^#)
お客様も、大喜びです☆
でもこれ換えるだけでは終わりません。
せっかくここまでばらすので、カムシャフトや、ローラーロッカーアーム、バルブアジャスター(HVA)、カムシャフトベアリングもキレイに洗浄し、摺動部はモリブデン加工
ヘッドの隙間に残っている古いエンジンオイルも、しっかり吸い取り、エンジンオイル交換を、さらに気持ちよく!!!
パッキン類はすべて交換し、
フィルターも交換
こんな気もち良いオイル交換も、なかなか見れないでしょう☆
しっかり特殊工具でタイミング調整をして組み上げます☆
これで、エンジンオイルが減って減ってしょうがない病から解放されましたね(#^.^#)
おめでとうございます(#^.^#)
世の中のエンジンオイル減り過ぎてる皆様、こんな整備も、やってみてはいかがでしょうか??
次回はこのお車の、16万キロの、エンジン洗浄の様子をお送りしたいと思います(ToT)/~~~
スッゲー、っスッゲー大変でした(ToT)/~~~