皆さんこんばんは!!
しゃっちょです☆
明日はTECH-Mはお休みさせていただきます☆
僕はSDさん納車記念ツーリング、松阪牛 SDさん ゴチになっちゃいますツーリング に参加するため、お休み。
TECH-Mスタッフはオートメッセに行ってキャンギャル研修会を行うという事です(#^.^#)
会長は俊くん(笑)
写真担当平家ちゃん。しっかりブログ書いてもらって、キャンギャル特集やってもらいましょう(^^)/
さて、3月4日のMフェスタがとてもいい感じの反響で、ぞくぞくと参加の声が聞こえます♪
もしかしてもしかするかもですが、、、、駐車場、、、、足りない?!
ま、占有なんでそん時は上手いことやりましょうね♡
で、雑誌の取材依頼が飛び込んでまいりました(^^♪
BMWマガジンの取材決定です☆ みなさん気合い入れてきてくださいね(笑)
本日、TECH-MスペシャルDMEチューンを施させていただきました、F31 335i をご納車させていただきましたよ♪
N55エンジンのDMEチューンはかなり問い合わせが多く、Bostonさん筆頭に待ち望んでらっしゃる方がたくさん!!
そんな期待に応えるために、挑戦者募集し、名乗りを上げてくださったKさん!!
ありがとうございます☆
Kさんの335iは、3Dデザインのサブコン+アクラポビッチマフラーの状態で最初来店いただきました。
足廻りのバタつきを改善してほしいという事で、ストレッチとジオメトリーを施工させていただき、ショックを変えた時より感動したととても喜んでくださって、そこからTECH-Mにハマっていただきました(笑)
脚が良くなったら、やはりモアパワーが欲しくなりますね!!
ってことで、インタークーラーや、スポーツキャタライザー(ダウンパイプ)まで手を入れさせて頂き、
どんどん進化していきました。
そして最後の極め付けとして、DMEチューンの挑戦を受けていただきました(#^.^#)
で、ただチューニングするだけでは面白くないので、TECH-M方式、
ノーマル vs 3Dサブコン vs スペシャルDMEチューン
これをやったろやないかいっ!!!
そうして意気揚々と神のもとへ預けました。
その前に、サブコンって、いいの??悪いの??最初は速いけど、どんどん遅くなって感じるのはなんで??なんでエンジンチェックランプが出るの??
という質問が多いのでお答えしておきます。
サブコンとは、エンジンの各センサー、特にブースト(過給圧)センサーの間に、センサー信号をぼかす(ウソの信号を送る)割り込み式のユニットになります。
ブーストがかかりだして初めて、パワーアップしだします。
ブーストをぼかすとはどういうことか説明します。
純正状態の車は、ブーストがある数値のところまでしかかからないように設定されており、その数値まで上昇すれば、解放弁(アクチュエーター)を開いてそれ以上ブーストがかからないように制御されています。
たとえば、ある車がメインコンピューターであるDMEによって、ブースト1.0KをMAXとして設定されていたとします。
もちろん、純正ですとそれ以上かかりませんので、1.0KがMAX.
そこにサブコンをつけます。すると、そのサブコンが、1.0Kかかっているにもかかわらず、ウソの信号を送って、まだ0.7Kだよ!という信号に変えてしまうのです。
そうすると、DMEは解放弁を開かず、どんどんブーストが上がります。
そして、サブコンからのウソの信号が、1.0Kになった時にはじめて解放弁を開きます。
その時の実際のブーストは1.0K以上。1.4Kとかかかってるわけです。だから、速くなるって仕組みです。
理解できましたでしょうか??
では、なぜどんどん遅くなっていくのかを説明します。
先ほどの質問で、ブーストがぼかされてウソの信号が送られていることは説明しました。
しかし純正のコンピューターは他のたくさんのセンサーでいろんな情報を元に計算し補正をかけています。
さっきの例の車で、サブコンでブーストをウソついていたとします。MAXパワーの時、最初はブーストが1.4Kかかるので、とても速くなります。しかし、メインのコンピューターであるDMEは、1.0Kしかかけていないという事になっています。
ブーストが上がるという事は、空気を圧縮しているという事ですから、空気自体の温度がかなり上がります。
車には外気温度センサーや吸入空気温度センサーなどが内蔵されていて、色んな数値を見ているのですが、DMEが1.0Kしかかけていないハズの状態で、外気温度が分かってて、本当は1.4Kもブーストがかかっていると、本来あり得ないくらい高い温度の空気が入ってくることになります。
そこで、賢いDMEは、アレ???って思う訳です。ちょっと吸入空気温度が高すぎるから、こそっとブースト下げちゃおうみたいな補正が入ってきて、少しづつパワーダウンしていきます。
これがからくりです。
もちろん、ちゃんとしたサブコンは温度の方もぼかしていますので、よく出来てはいるんですが、燃焼温度が上がってミスファイアやノッキングなんかも誘発しちゃうんですよ。
そしてドライブトレーン異常などのエンジンチェックランプが点灯する場合は、余りにも高負荷になってしまい、何かの許容値が越した場合や、ATなどのミッション側でトルクの許容範囲をオーバーすると、点灯してしまいます。
分かりやすく言ったつもりですが、いかがでしょうか???
さて、話し戻します(笑)
Kさんの335iはそんなサブコンですので、いったん学習値をリセットしてやればまた速いMAXパワーがだせるので、一度リセットし、ノーマル状態に戻してからシャシダイに乗せました。
ノーマル、インタークーラー+ダウンパイプで測定したデータは、
パワー 310馬力 トルク 40キロ
でした。
ノーマルカタログデータが
パワー 306馬力 トルク 40キロ でありますから、インタークーラーやダウンパイプまでやっていてこの数値ですと、やはり神のシャシダイはかなり厳しめですね。。。
では、これを基準にどれほどの差が出るのかやっていきたいと思います。
3DデザインのサブコンをDMEリセット後に装着し測定いたしましたら、ビックリ!!
パワー 359馬力 トルク 45キロ
なかなかいいデータで、しかもこれ、3Dサブコンのカタログデータにピッタリ(;゚Д゚)
これはこれですごいですけど、これを大幅に超えないといけませんから、大変でした。
何度も何度もDMEを脱着し、シャシダイで回します。
400馬力は超し出しまして、一時
ピーク馬力が 420馬力 トルクが60キロに到達!!!
ドキドキで試運転に行きますと、、、
これがまた全然ダメでした(笑)!!!
ミッション側でトルクの許容範囲を超しているのか、ピールトルクポイントの3000rpm~5000rpmでミッションにすごい違和感があります。
少しミッション側でトルクを抜いているような感覚です。
ミッションを保護するためのトルクリミッターが効いています。
ココからは感覚の調整です。
トルクリミッターが作動しない安全領域まで、出力を2%づつ下げていきます。とても大変でした。
最後に落ち着いたのが、
パワー 403馬力 トルク 58キロ でした。
Kさんの335iは、インタークーラーにダウンパイプまで変更されていますが、ミッション側の補正でここまでしかパワーを上げれないという事です。なのが言いたいかというと、、
ダウンパイプはやらなくてもこれと同じ数値は出るでしょうって事です。
もちろん、変えた方が立ち上がりが早くなりますから速いですが。
グラフを見ますと、低回転(0~2500rpm)あたりのトルクが薄いですが、これはタイヤのスリップによるもので、やはりグリップの弱いタイヤですとスリップが多く出てしまいます。
今回のタイヤは、YOKOHAMA Sドライブです。 たぶんこのSは、スリップのSだと、SDさんが言ってました(笑) スリップドライブだそうです。 とてもドリフトしやすいです(^^♪
本日久々にご対面のオーナーKさんは、乗った瞬間、走り出しのトルク感に驚かれていました(^^♪
そしてモリモリ盛り上がるパワー。これには笑うしかなかったようで(#^.^#)
本当に感動していただき、大満足ですと、喜んで頂きました(^^♪
頑張って良かった!!
さ、もう一度比較しますね!!
カタログ 306馬力 40キロ
チューンのみ 310馬力 40キロ
3Dサブコン+ 359馬力 45キロ
TECH-M DME 403馬力 58キロ
という結果になりました(^^♪
もう、トルク感がヤバすぎて本当に楽で楽しい車になりました(#^.^#)
せっかくなので、グラフでも比較してみました☆
ノーマル vs 3Dサブコン
3Dサブコン vs TECH-MスペシャルDMEチューン
これほどの差が・・・・出来ちゃいました(笑)
そしてもう一つ、
純正モニターでのパワー、トルク表示の変更も可能となりました!
こちらのデータはミッション側から出力されているので、少しトルクリミッターをぼかした数値になるらしいのですが、バッチリ作動しています♪
フル加速で400PSまでめいっぱいブンまわるメーター、気持ちいいですよ♪
TECH-MスペシャルDMEチューン for N55
価格は250000円(税別) DME脱着工賃等 15000円(税別)
で、皆さまにご提供させていただきます(^^)/
最後に、ちょうど今、Kさんからメール頂きました!!!
最高に嬉しいです!!!
ありがとうございました☆(#^.^#)