みなさんこんばんは✨
しゃっちょです✨
かなり暖かくなってまいりましたね!今週末は度を超す気温になるところがあるらしいですね・・・
皆さんも熱中症や日射病にはくれぐれもお気をつけくださいね☆
そんなこんなな今週末の22日はセントラルサーキットで練習会でもしようかなって思ってます☆
セントラルで熱中症になってしまいそうですが頑張ります(笑)
ではいきますよ!!気合い入れてくださいね!!メチャメチャ長いっす!!!
さて
今日はTECH-M デモカーのM2GTSのお話し★
何で今って!?
そんなもん、コンペティションが出て悔しいからに決まってるでしょ!!!(笑)
そうなんですよ、本当に発表になっちゃいましたねコンペティション。。。
M4 と同じS55エンジン積んじゃってますね。
もうこれだけで全て違う。
M2乗ってる人ならわかると思うんですが、直線遅いんですよホンマに・・・
えッ?!遅くない?? M4と比べてるからなんじゃない?!って思う人もいると思いますが、先代のE46M3に直線で離されます。
じわじわですが、NAの伸びについていけないんですよ。。。
うちのM2はコンピューターチューンしてるんで、速くなってますが、今度はコンピューターチューンしたE46M3に離されるんです(笑)
そんなM2を、どうやったら速くなるのか、直線だけでなくトータルで。サーキットでしっかりタイムの出るM2にしたくて、ずっと奮闘してきました。
そんな僕の奮闘記をここに書き残したいと思います。
今までレースカーとして頑張ってくれていたE46M3からバトンタッチ
M2に初めて乗った時の感想は正直残念だとしか思いませんでした。
普段乗りの車がM4オレンジ君ですから、ストレートスピードの遅さは言わずもがな。
車両の大きさでアドバンテージがあると感じていたのに走り出すと重心の高さといい、頭の重さといい、高速乗ってても、なんで??って動きしかしない。
峠行ったらエンジンは良く吹けてトルクもあるけど、ロールオーバーでドリフトしかしない。
トラクション掛からない。
とっても残念なスタートでした(笑)
まず手を入れたのが、軽量化。
まぁわざわざドイツから直輸入でMT仕入れたのも、軽いからですし、サーキットでそのポテンシャルを発揮するために買ったM2でしたから、内装外して軽量にするって事には抵抗無しでした。
リアシートや内装トリム、よくわかんないユニットなど取り外しただけで、車高が2センチほど上がったので、かなり軽くなりました☆
そして、やはり見た目!! GTウイングは付けたい!!って事でM4に付けてたウイングをM2に移植。
ずっと気になっていたフロントバンパーの牙を、どんなデザインで隠すかを悩み、
結局一番無難そうな隠し方にして、
ライトウエイトのリップ付けてバネで車高下げて、
ブレーキにENDLESS MONO6を装着し、
第一形態完成☆
早速セントラルへ持ち込み、ノーマルタイヤで走ってみます。
最初に出たベスト参考タイムは1分30秒6
フロントのタワーバー入れて、 1分29秒8
簡単に30秒は切れました。
ですが、アンダーステアが強く、タイヤも外側ばかり減ってしまう。
ロール量が大きいのと、重心が高いのが原因。
そして次にトライしだしたのが、脚廻りの強化。
強化といっても、サスペンションジオメトリーを完全に変更するかなり大がかりなチューンにトライ。
それが、あのM4GTS用のフロントナックル + TECH-Mオリジナル車高調 アラゴスタ3WAY
のスーパーコンボ!!
フロントナックルを交換することで、重心低下に伴うアーム角度とロールセンターを最適化し、さらにはサーキットを走るうえでちょうどいいキャスター、キャンパースラスト、を最適化してしまうこのパーツは、このM2GTSを語るうえで最も特質すべきポイント。
とりあえず組んで、ジオメトリーでセッティング出してサーキットに持ち込むも
1分27秒7 と、約1秒ちょっとしかアップせず。3秒は縮まるはずだった。。。
更なる課題に直面。 フロントの回頭性に対してリアの追従性があまりにヘボく、ターンイン直後の大オーバーに悩まされる日々。
やはりフロントとリアのバランスってとても大切なんだと実感し、いかにしてリアを出さないかという課題に奮闘しました。
結局一番効果があったのが重量バランス。つまり車高です。そして次にリアのトー。
やはり車は物理なんだなとつくづく思う。
リアタイヤの動き、ねじれが掴めるようになってき出した時に、立ち上がりのアクセルオンで、車がスライドして横に逃げず、前に進むようになってきたのもこのあたり。
これならレースでも戦っていけそうだと自身もつき出したので、目立つようにステッカーチューン。
ドイツカラーをピンポイントでまとわせて、とっても女性ウケがいいM2になってモテ、まくり(笑)
で、レース出たらライトウエイト リップが外れる。。。。真ん中をタイラップで引っ張ってる(笑)
こりゃダメだと、リップを交換。こんどはコーレンストッフ。 こいつがなかなか空力がよくて、フロントのノーズの入りがとっても良くなる。
➡ またリアの課題が出てくる(笑)
このあたりで、セントラル 1分27秒前半が出るようになる。
でも26秒がなかなか遠い。
やはりサーキットに行くと2コーナーとか、逆バンクとかで膨らむのが気になる。
これは確実に重心を下げてやれば解決する。間違いない。
そしてここでカーボンボンネット交換に着手。
フロントのボンネット純正18.4㌔の重たいところが、なんと6キロに!! 12キロも軽量化!!
もう動きが激変!!
BMWは軽くしようとしてもリアばかり軽くなるので、どんどんバランスがくずれていくけど、このカーボンボンネットによるフロント上部の軽量化はマジで想像を絶した。
本気でおススメなカーボンボンネット。⇐ こちら在庫あり☆
またまたフロントのターンインが鋭くなったのですが、危惧してイタリアの追従性は全く問題なく、逆にイイ感じになった。
フロントの運動エネルギーが減ってくれたおかげで逆にバランスが良くなったとしか思えない。
やはり物理だ。
そして、禁断の軽量化を施す。
そう。カーボンルーフ。
純正ルーフ 10㌔あったのが、このドライカーボンルーフは3㌔。
このルーフに換えた途端、すべてが変わった。
レーシングカー。が、出来た。
このタイミングで、神のDMEチューンをエンジンに施し、435馬力 トルク60キロを実現。
しかし、アクセル全開でフルブースト時は吸入空気温度が上がり過ぎてミスファイアが起こってしまうため、パワーを落とさざるを得なくなり、420馬力 トルク56㌔が限界。
更なる軽量化と、さらなるコーナリングスピードのアップを狙い、TE37SAGA 10.5Jを前後にインストール。 タイヤサイズは前後295。
セントラルサーキットでテスト!!
あまりの激変さに戸惑いながらも、1分25秒9 !! いきなり25秒台に突入!!
まだまだいけるぞ!!
しかし何度も何度もアタックしたが、ネオバがどんどん食わなくなってくる。
噂どおり、ネオバは山が減ってくるとグリップもどんどんダウンしてくる。
歯がゆい・・・
そのタイヤで鈴鹿も行ってみた!
タイムは2分23秒 仮想ベストは2分21秒。これはGOOD!!
でも、ラジアルで目標にしていたセントラル1分26秒切りを達成できたので、Sタイヤにスワップすることを決意。
しかし、ネオバでは入っていた295も、Sタイヤになるとさらに太くなっててフェンダーに干渉し走れず・・・
悲しいかな、前後265通しで走ることに。
そして、セントラルテスト
1分24秒968
確かにいいタイム。しかし、乗ってるフィーリングはダメダメ。
ラジアルでセッティングしてかなりいいところ行ってたのに、全然動きがダメだった。
Sタイヤ独特の縦方向のグリップが、全く使えない。
ブレーキでしっかりタイヤをつぶしたいのに、柔らかいバネが潰れるばかりでSタイヤの意味がないということに気付いた。
何でこう、やればやるほど課題が出てくるんだ・・・・
今度はSタイヤを使えるセッティングを探す旅に出る。
まずはバネレート。
今までのレートより50%アップさせた。⇐ダメだった。 街乗り硬い。
さらに10%ダウンさせた。
そして、伸びるスピードが速くなった分、減衰力をピンポイントで調整し、街中、峠、高速でピッチングが出ないちょうどいいポイントを見つけて、セントラルテスト。
それが先日のTECH-M CUP(笑)
残念ながらフルウエットだったが、なんと出たタイムは
1分29秒8
これにはビックリ!! いつもなら雨で6秒落ちくらいだけど、それ考えたら23秒台に入るんじゃない??ってくらいのタイム。
車も本当に仕上がっていて、まさに水を得た魚な感じで走れていました。
雨の中こんなに安心して攻めれるなんて自分でもびっくり。
これなら国産チューンドとも戦えるんではないか??
ちょうど、そんなころ、トライアルの走行会が岡山国際サーキットで開催されることを知り、恐る恐るエントリ。
高速サーキットなのでさらに空力によるダウンフォースが欲しくてまたまたリップ交換(笑)
GTSのようにアンダーリップが前後に稼働する。そのアンダーリップをオレンジに(^^♪
カナードも付けた☆
これでまさしくM2 GTSになったぞ(笑)
更にキャスターを調整できるプルストラットのピロボールに変更し、GTSジオメトリーのさらに上を狙ってセッティング。
国産チューンドが溢れかえっているチューナーの走行会にM2 GTSを持ち込み、自分が作り上げてきたM2がどこまで通用するのか、試しに行ってきました。
92M3のワルナベ君も一緒に☆
他のエントリー車両は、凄まじい車が多い。
やはり、35GTRが速い。みんな800馬力とか。1000馬力のGTRもいた。
35GTRは7、8台。
500馬力のランエボや、S15シルビア、、、
参加台数が多くクラスわけがない走行枠でしたので、やはりいいポイントで遅い車に絡んじゃう。。。
それでもTECH-M M2 GTSは奮闘しました!!
直線はモンスターマシンたちにブンブン抜かれるが、コーナリングとなるともう最高!!
アンダーもオーバーも出ない終始安定した走りをしてくれて、テクニックなんていらないぞ!!
くらいのキビキビした動きをしていました。
遅い車を最低限の減速でパスしながら出たタイムが、
1分43秒0
とても気温、路面温度共に高い昼の走行枠で出たので、まぁ良いタイムなんじゃないの??って思ってたら、なんと、全体の3番手のタイムで、バトルグリッドは3位から!!
これには僕もビックリでしたが、同じピットの方やいろんな方がビックリしてくれて、自分の試行錯誤して作って来たM2が、ちゃんと結果出して評価してもらえるようになったのは本当に嬉しい事。
パナさんにもお会い出来てたくさんお話しできました(^^♪
写真も頂きました(笑)
バトルでは、ストレートエンドでしっかりモンスターたちにパスされ、さらにはクラッシュも目撃し、ここで目を三角にする必要もないと思い無理はしませんでしたが、最後にはタイムで表彰してくださりました☆
Qstarsでの仮想ベストは1分41秒でした。 まだまだ伸び代はあると思います。
岡山 1分40秒切りを目指せるところまで来ていると思います。
どうです??
こうしてどんどん少しづつ時間をかけて進化してきたM2 GTS。 速い車を作るって、本当に大変な事でした。
そして、やっとこうして速いと認められたTECH-M M2 GTS。
やっとここまで来た TECH-M M2 GTS。。。
なのに、なのに、
なんで出るかなコンペティション・・・・
乗り換えるか、まだこのままでいくか。
そうだな、誰かコンペティション買って、僕と勝負してもらえませんか??
負けたら考えます_(_^_)_真剣。
メチャ長くなった!
ゴメンナサイ(笑)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!!
御礼に、M2GTS 今のところいくらかかったか教えます。
車両820万 改造費1300万
Ω\ζ°)チーン
でも最後に言わせてください!!!
爆笑!!
終わり。