みなさんこんばんは☆
しゃっちょです♪
まだまだジメジメしたあっつい毎日が続きますね。
この梅雨が開けましたら、もっと暑い日々が待っていると思うと・・・・
ゾッとします。
さて、そんな毎日もTECH-Mはお客様にたくさんご来店いただき、たくさんの作業をご依頼いただき、頑張らせていただいております☆
そんな今日は、TECH-Mオリジナル車高調について書きたいと思います☆
というのも、ありがたいことにTECH-Mオリジナル車高調のバックオーダーが10台に達しました(笑)
しかもその大半が遠方のお客様で、鹿児島県や、山形県、千葉県、神奈川県、新潟県のお客様もご依頼いただいております!!
なんと最近のTECH-Mは、大阪府とは思えないジャパングローバルになっとります。
で、やはり皆さんいい脚には乗りたいんですよね。そりゃそうですよね。
僕の理想とする脚は、
街乗り乗り心地良くて、フラットライド。
高速はビシッと安定していて、ワインディングは水を得た魚のように走る。
そして、サーキットも行けて、タイムも出るし、レースもできる。
それでいて、異音がしなくて、耐久性もある。
そして、安い。
ね。
みんな同じでしょ。
そんなパーフェクトな脚、ねーよって(笑)
だから、どの部分を強調して、どの部分を妥協するか
ってのが選択肢の中で重要になってきます。
そこで根本的に理解しておかないといけないのが、ダンバー構造。
乗り心地とか、剛性とか、いう部分です。
TECH-Mで扱う車高調で、代表的なのが、ビルシュタインと、KW(カーヴェー)があります。
この2社をよく使うんですけど、なんでかっていうと、便利なんです。
極端に性質が違うから。
まずはビルシュタイン
ビルシュタインは 倒立ショック、単筒式、高圧ガスダンパー です。
特性は、 高剛性、ショートストローク、ダイレクト、固い、ロール少ない、車高下がらない です。 約3センチダウンまででセッティング
オーバーホール可能 日本でできる 約2週間
*ネット引用
続いてKW
KWは、正立ショック、複筒式、低圧ガスダンパー です。
特性は、 軽量、ロングストローク、乗り心地いい、ロール多い、車高下がりすぎる です。4センチ以上下がる
オーバーホール可能 ほぼカートリッジ交換 本国発注 1か月・・・
どうです??
全く相対的なショックアブソーバーだということになります。
続いて重要なファクター。それは、重さです。
倒立式ダンパーは、正立式ダンパーを反対に向けて、もう一つケースを付けますから、重たくなります。
バネ下重量の軽減ができればそれはそれで軽くなるのはいいことで、しなやかかつ軽快なサスペンションが得られます。
簡単に言うと、
走りと実用性のビルシュタイン
乗り心地とローダウンの両立のKW
ってな感じですね。
これらをまず比較してください。どちらがお好みでしょうか??
ここまでだと、世間的に、KWに軍配がありそうですね☆
ここからはもう少し、専門的にいきますよ!!
BMWや、BMWminiののフロントの足回りは、基本的に、 ストラット という形式で、ショックアブソーバーが直接ナックルに装着されていて、ショックアブソーバー本体がタイヤとボディーをつないでいているんです。
すなわち、ショックアブソーバーに、剛性が求められるお車なんです。
ということは、高剛性であることも大切になってまいります。
倒立ショックは、正立ショックを反対に向けて、もう一つのケースをつけることで剛性がアップいたします。
その分重くなるのがデメリットです。
後の乗り味は好みですが、ロールに関しましては、ビルよりKWのほうが大きいです。
ですが車高を下げることでロールセンターは下がり、モーメントが変わるので、そこまでロールを感じないかもしれません。
そしてなおかつ、TECH-Mの独特の組み方、ストレッチがありますから、そこで相当な引き出しがあるので、どんな足でもいいとこで組めちゃうんですですけど。。
まぁまぁそのことは置いておいて・・・
これを基本にしていただきますと、理想の足が構想できますよね。
高剛性かつ軽量、ダイレクトなフィーリング、
ショートストロークかつ乗り心地いい、
ロール少ない、
車高は自由自在、
さらに仕様変更やオーバーホールに素早く対応できる脚
ということになりますね。
先ほど言っていたそんなんムリムリな理想の脚が、なんとなく構想出来てきました。
そこで、これらをカバーできる脚周りを探すわけです。
そして行き着いたのが、アラゴスタです。
アラゴしたの基本特性として、精度がいい。オランダのメーカーですが、トップラインという代理店?メーカー?が非常にしっかりしていて、いろんなパーツを作っていますし、非常にレース経験もストリート経験も豊富。
オーバーホールや仕様変更にも即対応できるだけの在庫と、スタッフがいてます。ここはかなり大きいポイントです。
いい脚はメーカーが決めるモノでも、ショップが決めるモノでもありません。
オーナー様それぞれがそれぞれに決めるモノですから、仕様変更には素早く柔軟に対応できなくてはいけません。
そしてその経験は、どれだけたくさんのショックを作り、装着し、走り、オーナー様からのフィードバックを得て、解決したか
がキモになると思っています。
いろんなショップでのオリジナル車高調ってのを、みることや乗ることがありますが、僕はいいなと思ったことがありません。
なんでかというと、ショップオリジナルは、ショップがいいと思うセッティングだから、お客様に合うかはまた別だと思います。
実は、TECH-Mオリジナル車高調は、お客様それぞれの好みやライフスタイルに合わせて、仕様がすべて違います。
街乗り重視や、サーキット重視で、大体みんなバネレート変えてるだけです。
そんなのじゃ全然いけていません。
僕は、今までのすべてのショックをお客様に合わせるように作ってきた経験から、その人の乗り方に合ったバルブ特性、シム構成を変えてもらってます。
バルブも、特殊なバルブに、さらに加工を施し、直径0.5mm単位のバイパス穴を開けたりしながら、減衰特性をコントロールしています。
作った足をさらに改良していく意味でも、毎回違うセットにあえてしています。
ご了解を得て、僕自身もしっかりセッティングさせていただきます。
減衰調整なんて、最後の最後ですが、しっかり煮詰めます。
そして、バネレートもこだわりますが、一番こだわるのはバネのメーカーです。
アラゴスタの場合、吊るしではranaというスプリングです。これは、今、とても良くなって来ました☆
今までは良くなかったですが(笑)
ハイパコや、
スイフト、
アイバッハなど、
たくさんのメーカーがありますが、同じレートでも全然特性が違います。
例えば、10kg/mm のバネがあるとします。
これは、1mm縮めるのに10Kg 必要、言い換えると、10㎏の重りを乗せたら1mm縮む
ということです。
バネレート 10kg/mmであれば、これはどんなバネも同じです。
しかしグラフに換えますと、極端なパターンですが、1mm縮めるまでの特性が
バネAと バネBで、こんな風に変わると、全然違った性能になります。
これは、オーナー様のブレーキングからハンドル、ハンドルを切り出すスピード、それらの癖はなかなか変えれませんから、その人の癖に合った立ち上がり方のスプリングをこちらから指定してあげるのです。
そして、そのスプリングを最適に伸ばしたり縮めたりするのに合った特性も、ショックに持たせないといけません。
そこはどうするのかというと、ガス圧で調整しています。
もちろんすべて、企業秘密ですが、相談に来てくださればお教えします。
これは昔からできたわけではありません。たくさんのお客様が僕を信じてオリジナル車高調を作らせていただけたからこそ、毎回、日々、よくなって来ています。
1年前より、遥かにいい物ができます。 先月より、いい物ができます。
そして、アラゴスタから独立されたショック屋さんにすべて組んでもらっています。その人の技術力、素晴らしいです。
有名人(笑)
ショック送ったら1週間もしないうちにオーバーホール終わらせてくれ、仕様変更まで終わってます。ダメならまた送ります。すぐ、次の引き出しを開けてくれます。
そのショック屋さんといつも話すのは、
「TECH-Mオリジナルは、毎回違う、毎回違う人が乗る。だから毎回フィードバックも違う。キリがないけど、作れば作るほど、やり直せばやり直すほど、僕たちのスキル、経験値が上がってきますよね!!」って。
こうなると、もうモノではなく、ヒト。
お金ではなく気持ち。
そんなモノ造りが出来てきます☆
なので、ぜひ、オリジナル作らせて下さい! もう付いてる方は、オーバーホールさせてください☆その時に、仕様変更もさせてください☆
これがTECH-Mオリジナル車高調なのです。
ありゃ??
思った方、正解です。
そうです
TECH-Mオリジナルではないのです(笑)
オーナー様オリジナルのTECH-Mサポート車高調 なんですよ。
僕がオーナー様の為に作った足です。
つけて下さっているお客さま。ぜひ、どこの足??って聞かれたら、
自分オリジナルの足をTECH-Mで作ったと言ってください☆
あらあら、アラゴスタじゃなくてもいいくらいのブログになってきた(笑)
軌道修正・・・
アラゴスタの車高調は大きく分けて
typeE typeS typeSS
と3種類のラインナップを持ちます。
すべてが車高は自在です☆低くも高くもできます。
車高が自在というのは、全長調整式というシステムで、
*ネット引用
ストローク量はそのままでショックの長さ自体をケースで変えることで車高を調整できるシステムです☆
普通のねじ式車高調は
*ネット引用
このようにおいしいストロークポイントが決まってしまいますので、自在には車高は変えることができません。
そんなわがままを追究するサスペンションの旅。
なかなか面白いです(笑)
作ってみたくなったでしょ??オリジナルの脚♪
さ、明日から注文殺到するな♪(笑)
長くなってすみませんm(_ _)m
追伸
たくさんのお客様のご依頼に対応すべく、新しい代車を2台追加しました♪
Nbox カスタム
新型
旧型です☆
代車の軽は、3台体制♪
皆さんに結構喜ばれるんで買いましたけど、・・・
240万ってどうなのよ・・・
ま、
こちらもよろしくお願いします☆